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理想の追求

1951年2月、ロシン・ワタン(日本名:日野三郎、漢名:林瑞昌)は『旁観雑誌』誌上に「本省山地行政的検討(=本省の山地行政を見直す)」と題する文章を発表した。現在の山地行政における警備力、土地、経費などが直面する問題を指摘し、さらにはその解決方法まで提示している。

資料來源:國立臺灣圖書館

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理想の追求

先住民族にとって、第二次世界大戦後のこの期間の政治は、平地化政策によって山地行政が省政府のさまざまな庁・局・処によって分担された結果、職権が統一されず問題が相次いで発生していました。また、経済や土地に関しては、漢人との競争による圧力に直面することになりました。言語面では、政府が国語(中国語)政策を推進し、先住民族が使い慣れている日本語や各部族の言語の使用が禁じられました。それにより先住民族は学習において挫折を感じ、自信を失うことになりました。こうしたことによって先住民族のエリートたちはさらに、自身の部族の存亡について差し迫った危機を感じるようになったのです。

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