top of page
PIC_153773aad4f47c038538.png
二・二八事件の名誉回復運動:台湾社会における名誉回復の動きが徐々に高まる 続2

社会が開放され自由になるに従い、二・二八事件に関する研究も始まりました。1989年10月、台湾省文献会は、口述歴史の聞き取り調査を開始しました。1991年1月には、民間の「二二八事件研究グループ」が設立され、行政院でも関連の研究グループが立ち上げられ調査を進めました。1991年12月、民間で初めての「二二八学術シンポジウムが開催されました。1992年2月には、行政院による「二二八事件研究報告」が発表され、研究調査の成果が示されました。その後も、二・二八事件に関する研究は引き続き行われています。


1995年2月28日、台北市二二八和平公園の「二二八紀念碑」が落成しました。同年の4月7日には「二二八事件処理及補償条例」(2007年、法改正により「二二八事件処理及賠償条例」に)が公布されました。同年12月、行政院により「財団法人二二八事件紀念基金会」)が設立され、二・二八事件の賠償請求取り扱い、賠償金の支払い手続きのほか、さまざまな活動を通じて、受難者の名誉回復、真相究明および教育、広報などを行うこととなりました。2006年7月、行政院は「二二八事件処理及賠償条例」により、本館の所在地(台北市南海路54号)を「二二八国家紀念館」とすることを決定し、歴史的建築物としての修復を経て、2011年2月28日に正式に開館、運営が始まりました。

bottom of page