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二・二八事件の名誉回復運動:台湾社会における名誉回復の動きが徐々に高まる
1987年2月、国内外の各界の人びとにより「二二八和平日促進会」が結成されました。陳永興が会長、李勝雄が副会長、鄭南榕が事務局長に就任し、二・二八事件の名誉回復運動を推進しました。これは台湾島内における二・二八事件の名誉回復、記念運動の始まりともなりました。
「二二八和平日促進会」は外部へ向け「二二八和平日宣言」を発表し、政府に対し二・二八事件の真相を明らかにすると共に、受難者の名誉を回復し、2月28日を「和平の日」と定めるよう要求し、台湾各地で講演を行いました。1988年には、台湾基督長老教会、民主進歩党も陣営に加わりました。1989年1月、「二二八和平日促進会」、「台湾人権促進会」、長老教会など、数十もの国内外の団体は「二二八公義和平運動」を展開しました。そして、同年8月、台湾初となる二・二八事件の記念碑が嘉義市に完成しました。
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