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先住民族の目覚めと政府による名誉回復

1980年代、先住民族が直面する経済破壊、文化・言語の伝承断絶の危機は非常に深刻なものになっていました。台湾の民主化や本土化運動に伴い、先住民族もまた「正名(固有の名を取り戻す)、土地、自治」などを求める運動を次々と起こしたのです。


1997年6月16日、第4回憲法改正の実施を控える中、先住民族の団体は陽明山にある中山楼へデモ行進を行い、「民族、土地、自治権」を憲法に加えるよう求めました。また、各種族に対する共通の呼称を定めることや、集団的権利、伝統領域(土地)の権利、自決権などの保有を強調しました。その結果、1997年7月に発表された憲法第4次修正案で、「原住民族」への改名が正式に認められました。

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