top of page
おわりの言葉と展望
1947年の二・二八事件発生後、台湾では38年に及ぶ戒厳令が敷かれました。そのため、名誉回復運動は戒厳令解除(1987年)後になって初めて推進されました。民間人からの働きかけを受け、政府は1990年にようやく事件に向き合い始め、1995年に法を制定し、処理機構を立ち上げました。当会は初期、賠償や記念行事、慰藉を業務の重点としていましたが、2000年の政権交代後は真相究明や歴史、教育、文化方面から考察する方向に転換しました。政府は2007年に当会の常設機構化を決め、2009年の法制化によって当会は「二二八国家紀念館」の運営を「記念、教育、文化」の3つの方向で行うとともに、国際交流のプラットフォームを築き、台湾の移行期の正義を実践し、二・二八事件の歴史を継承するという役割を担うようになりました。
bottom of page