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淡江中学出身者と二・二八事件:台湾初の民選総統——李登輝 続1

アメリカから帰国後、李登輝は中国農村復興聯合委員会(農復会)に戻り、台湾大学でも教鞭を執りました。1972年、李登輝は政務委員に招聘され、1978年には台北市長に任命されました。1981年、台湾省主席となり、1984年、副総統に就任しました。


1988年1月に蒋経国総統が逝去すると、李登輝は後任の総統に就任しました。戒厳令が解除されてから間もない台湾社会において、李登輝の民主改革には、野百合学生運動が求めた国是会議の開催、「動員戡亂時期臨時條款(反乱鎮圧動員時期臨時条項)」の廃止、万年国会の解散、内乱罪を規定していた刑法百条の廃止などが挙げられます。1996年、初の総統直接選挙で当選し、民選総統に就任後、多くの憲法改正を行いました。台湾の民主主義、自由、人権、国家の発展に対する李登輝の影響は計り知れないものがあります。

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